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主イエス・キリストは父なる神(その4)

1 :青白き馬:02/04/15 23:13
われ第四のスレッドを立てたり
諸人集ひて語るべし

952 :名無しさん@1周年:02/05/18 03:13
つっこむって書いたけど、別の調べものしてたら眠くなったのでおちる。
また嘘吐きでごめにょ。

953 :うとうとねずみ@Sylvius ◆IdGGn6Qs :02/05/18 08:28
え〜と、じゃ11・・・ときどきROMのみ。
だって、1の時点でちいヨハさんは聞く耳もたないだろうなって思ったもん。

アリストテレスの引用は「弁論術」1−11、1371aでのエウリピデス「オレステス」234行。

遅きに失したと思うけど・・・。

ぼくも以前、「神は常に幾何学する」というのはプラトンのどこかにあるもんだと思いこんで探したことがありましたですよ。

954 :うとうとねずみ@Sylvius ◆IdGGn6Qs :02/05/18 08:32
あ、>>953は、知ってたんじゃないです。ぐーぐるですよん。

955 :dendo. ◆Dpy6mDYE :02/05/18 09:33
いや、月曜にはなってないからたぶん、い.汁さんを叩拝してると思うな(笑)
よかったな>い.&汁さんありがとう

ぐーぐるの検索キー何を使ったのか御教示きぼん。

956 :うとうとねずみ@Sylvius ◆IdGGn6Qs :02/05/18 11:43
いやふつうにAristotleとchangeとsweetです。

957 :名無しさん@1周年:02/05/18 23:17
圧縮あったもよう。現在のスレッド数502。


958 :dendo. ◆Dpy6mDYE :02/05/18 23:21
誤爆しました。スマソ。

959 :りさ:02/05/19 22:47
誤解してたら悪いけど、点呼って、あれ、2chの常連さんの点呼だと思ってるんですけど。
りさは、はっきり言って常連ではないのですが、
他には書き込んでないし。
常連でなくて単に来ている人数なら8番目くらいにしてください。
でも、もっといるみたいよね。と勝手に思っていますが。

960 :上げないでね>959:02/05/19 22:50
=========== このスレッドはすでに更新されています ===============
新スレッド「主イエス・キリストは父なる神(その5)」
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1021426357/l50

以降の書きこみはsageでお願いします。
ただいま読者点呼中(sageで書いてください)
なお、ちいヨハ、りさ、俺さん、ひっく(一部敬称略)はすでに
こちらでカウント済。
現在11人。

961 :点呼について:02/05/19 22:56
・現在、ROMも含めた本スレッドの読者数をカウントしています。
 ご協力ください。
・コテハンの方は、できればコテハンを入れてください(なしでも構いませんが)
・第二ハンドル(ブルネルスの「マリア.」etc.)はカウントしません。
 実数調査です。
・「スレ読者」の定義はみなさまにお任せします。
・sageのやり方: E-mail: 欄に sage (US-ASCII: いわゆる半角)と
 書きいれます(新規書きこみによるスレッド順位浮上が抑制される)

962 :ブルネルス:02/05/20 19:58
二回目に「はい」といっても数えないんだろうか。
そうだ、数をいわんとね。
はーい、6番でーす。
そうか、数は増えないわけだ(またおこられそうだが、残務処理発言だからいいだろう)


963 :りさ:02/05/20 21:23
俺さんって、父なる神さん?

964 :父なる神 ◆KUNO1zJc :02/05/20 23:37
>>りさ
それはちがう(苦笑)。

965 :名無しさん@1周年:02/05/20 23:52
点呼参加してくれた?>「何か」

しかし今日はひどいね……シャーベルとWMと両方重なったのが痛いなあ。

966 :父なる神 ◆KUNO1zJc :02/05/21 00:00
>>965
うむ。した。
遅くなったが、ハイ(^-^)/

967 :名無しさん@1周年:02/05/21 01:07
数書けよゴラァ!!>>966

……12、ね( ._.)φ(重複してないよね)

968 :名無しさん@1周年:02/05/21 08:02
>>962
"The Prisoner - Number Six"?
# 実は見たことがない。閣下は?

969 :いま気がついた。:02/05/22 11:50
>>941
>とはいえ、ちぃヨハは自分が礼拝しているのが、
> 主でもなければましてはスウェーデンボルグでもない、
> たんに自分の心が生みだした imago、

「……であってほしいと思いませんか」ってことは、うっすら
自覚してるんだよな。。

> バフォメの像などその前ではかすむ忌しいものだということに、
> いつ気がつくのかしら(きつい? でもほんとのことだもん)。

やっぱ、偶像礼拝者だわ。あんたら。。

970 :りさ:02/05/22 17:16
ここが一杯になったら何かいいことがあるんですか?

971 :ver3.05 ◆ver3llyM :02/05/22 17:57
1000Getできるだろ。
っていうか、ここでは千とり合戦はしないのだな。

          ∧
         ノ_`〆
       /⌒\__\
        ̄(´・ω・`) ̄ ̄
     / ̄ヽ/,― 、\ o   。。。
.:☆   | ||三∪●)三m三三Ε∃.  +
.:*    \_.へ--イ |     ゚ ゚ ゚ ♪.
+:..♪.:。゚*.:..  / / | |      .::.
 ☆。:.+::..   | .|  | |☆:.°+    ☆.. :
   。*.:☆゚x(_):。|_)*+゚。::.☆ο::.+。 *ρ♪.:.  またーり

972 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/22 18:55
1000getして喜ぶブルネルス。

973 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/22 18:59
こんどは、りさ.と名乗るプルネルス。

974 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/22 19:11
実は全キャラを自作自演しているブルネルス。

975 :ブルネルス:02/05/23 00:39
ばれたか!

976 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 01:32
『○○○○全著作集』に2ちゃんねるのカキコを収録するブルネルス。

977 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 14:34
「★ 一番純粋な哲学してるのは厨房 ★ 」スレに「禿同」と書くブルネルス。

978 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 19:32
「こんなブルネルスは嫌だ」に反応するブルネルス。

979 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 19:34
「こんなブルネルスは嫌だ」まで自作自演するブルネルス。

980 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 19:49
「こんなブルネルスは嫌だ」がどれだけ伸びたか一齣ごとに2chをチェックするブルネルス。

981 :こんなブルネルスは嫌だ:02/05/23 19:58
「こんなブルネルスは嫌だ」のネタが尽きかけて悩んでいるブルネルス。

982 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:20
 ヨルダンにおけるイエスの洗礼を見たとき、左手にみえていた岩だらけの荒野が
見える。しかし、いまは、その荒野のずっと奥のほうに、入ってきているにちがい
ない。あのゆっくりと流れる、青く美しい川は見えず、水の流れで育てられている
ように、両岸をふちどっていた緑の帯も見えないからだ。ここは、ただの荒野で、
大きな岩がごろごろしている。土は、すっかり乾ききって、黄色いほこりのように
なってしまっている。そのほこりを、ときどき、風が吹きあげては、小さい竜巻き
をおこす。そして、この竜巻きは、熱のある口からでた息ではないかと思われるほ
ど、渇いて、熱い。しかも、それといっしょに、ほこりが鼻の穴や、のどにはいっ
てくるので、苦しい。ごくまれに、とげのある小さな草むらがあるが、このような
荒れはてたところで、どう耐えているのかわからない。はげたひとの頭に、ぽそぽ
そと残っている、髪の毛のかたまりのようにみえる。うえを見れば、無慈悲なほど
晴れあがった青い空、したを見れば、乾いた土、まわりには、岩と静寂。自然のな
がめとして見えるのは、それだけだ。
 洞窟をかかえたようになっている大きな岩を背にし、穴のなかへ引いてきた石に
すわって、イエスがいる。こうして、灼けつく太陽から、身をふせいでいる。私の
心のなかで語るものが、注意してくれたことによると、イエスがいますわっている
石は、かれの祈り台にもなれば星の光のもとで、夜の冷気につつまれ、マントにく
るまって、短い休息をとるときには、枕にもなりそうだ。じじつ、そのそばに、か
れがナザレを発つとき、持って出るのを見た大きな袋が置いてある。かれの持ちも
のは、ただそれだけ。ぐしゃっとたたんであるところをみると、マリアがそこに入
れたすこしの食料も、からになっていることがわかる。

983 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:22
 イエスは、たいへんにやせて、顔は青い。ひじをひざのうえにのせ、腕をまえに
のばし、指をくみあわせて、す(51)わっている。瞑想にふけっている。ときどき、
視線をあげ、まわりを見まわし、まっ青な空にぶらさがってるような高い太陽を見
つめる。ときどき、それもとくに、あたりを見まわして、その視線を太陽の光のほ
うにあげたあとで、両眼をとじ、目まいでもするように、例の石に寄りかかる。
 醜い顔をしたサタンが現われるが見える。われわれが想像するような、角や、尾
などを持った恰好はしていない。ベドゥインの服を着、ドミノ仮装衣のような大き
なマントにくるまった、ベドゥイン人のようにみえる。頭に、ターバンをのせ、そ
の白い裾は肩をおおい、頭の両がわにそって、さがっている。そのため、ターバン
から、非常に色黒で、うすく、曲がったくちびるをもち、また引きつけるようなひ
らめきのこもった、まっ黒で、おちくぼんだ目をした、三角形の顔が見えている。
ふたつのひとみは、ひとの心の底までも読みとるが、ひとは、このひとみのなかに、
なにも読みとることはできない。あるいは、神秘というひとつのことばしか、読み
とれない。それは、イエスの目と反対である。イエスの目もまた、おなじように磁
気をおび、魅力をもっている。それ(52)は、ひとの心のなかを読むが、ひとも、
かれの心のなかに、自分にたいする愛と善意がひめられていることを、読みとる。
イエスの目は、心を愛撫してくれる。サタンのは、二本の短剣のように、ひとの心
をつらぬき、焼きこがしてしまう。
 サタンは、イエスに近づく。
「ひとりぼっちか」
 イエスは、かれを見つめ、答えない。
「どうして、ここにいるのか。道にまよったのか」
 イエスは、かれをじっと見つめ、だまっている。
「水筒のなかに、もし水があれば、おまえに、やるんだが、おれにも、水はない。
おれの馬は死んでしまい、歩いて、川の渡し場まで行くところだ。そこに着けば、
水も飲めるし、おれにパンをくれるやつも見つかるだろう。おれは、道を知っている
。おれに、ついてこい。案内してやるぞ」

984 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:24
 イエスは、もはや、目さえもあげようとしない。
「答えないのか。このままでいたら、死んでしまうのがわからないのか。もう、風も
吹き始めた。あらしがくるだろう。こい」
 イエスは、しっかりと手を組み、声をださずに祈っている。
「ああ、やはりおまえだな。ながいあいだ、おまえを探していた。いまも、ずっと、
おまえのことを観察していたんだ。おまえが、洗礼を受けたときからな。永遠なもの
を呼んでいるな。それは遠いぞ。いま、おまえは、地上で、人間のなかにいるんだ。
そしてな、人間のなかでは、おれが支配している。でも、おれにほどこしをしてくれ
れば、おまえを助けてやりたいんだ。おまえはいいやつで、なんの役にもたたないの
に、自分を犠牲とするために、やって来たんだからな。人間どもは、おまえの善意の
ために、おまえを憎むことになるだろう。やつらには、金と食いものと、感覚のこと
しか、わからないのだ。犠牲だの、苦しみだの、服従だのといったことは、この世で
は、まわりの世界以上に、やつらにとって、死んだことばになっている。やつらは、
このほこり以上に、乾ききっている。蛇だけが、ここにかくれて、かみつくのを待つ
ことができる。それに山犬が、くいちぎるためにな、さあ、ついてくるんだ。やつら
のために、苦しむ価値はない。おれは、やつらのことを、おまえよりよく(53)知っ
ている」
 サタンは、イエスの前にすわっている。はげしい目つきで、イエスを見つめ、それ
から、蛇のような口で、ほほえむ。イエスは、あいかわらずだまって、心のなかで、
祈っている。
「おまえは、おれを信用しない。それはよくないぞ。おれは、地の知恵なんだ。おま
えの師として、勝つことを教えることができる。わかるか、重要なのは、勝つことだ。
それに、なんとか世界に入りこんで、世界が魅力にとりつかれてくれたとき、はじめ
て、おれたちは、のぞむところへ、世界をひっぱっていくことができる。しかし、初
めは、やつらの気にいるようにならなければいけない。やつらのようにな。おれたち
がやつらに感心し、やつらのように考えているんだと、やつらを信じこませておいて、
誘惑してやるんだ。

985 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:27
 おまえは、若くてきれいだ。女から、始めるといい。手始めは、いつも、女からやる
べきだ。おれは、女を不従順にさそいこんで、失敗した。べつの仕方で、女にすすめ
てやるべきだった。そうしていれば、もっといい道具にしたてて、おれは神に勝って
いただろう。おれは、あせっていたんだ。でも、おまえはちがう。おれが、おまえに
教えてやる。おれは、一日中おまえのことを見て、天使のよろこびを感じた。天使の
ときの愛が、まだ残っているからな。ただ、おまえは、おれの言うことを、よく聞く
んだ。そして、おれの経験を利用するんだ。女の仲間をつくれ。おまえにできないこ
とがあるときは、そいつがうまくやる。おまえは、新しいアダムだ。おまえのエバを
もたなければいけない。
 それにな、感覚の病気ってやつが、どんなものであるかも知らずに、どうして、そ
んな病気を理解し、なおしてやることができるんだ。欲望とか、優越感などという植
物がはえるには、核になるものがあるのを知らないのか。男は、どうして、支配欲を
もつんだ。なぜ、金持ちや、権力者になるたがるんだ。女を所有するためなんだぞ。
女というのは、ひばりみたいなものさ。引きつけてやるには、光るものが必要だ。
金と権力が、女を引きつける鏡の両面、世界の悪の原因なんだ。よく見てみろ。千の
犯罪があると、それぞれちがった顔をもっているが、すくなくとも、そのうちの九百
は、女を所有する欲か、男がみたしてくれないのぞみで渇ききった女の意思を根(54)
にもっている。生活がなんであるかを知りたければ、女のところへ行くがいい。その
あとで初めて、おまえは、人間どもの病気をみてやったり、なおしたりできるだろう。

986 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:35
 女というものは、きれいなもんだぞ。この世で、女ほどすばらしいものはない。
男には、思慮と力がある。でも、女といったら、女の考えはよい香り、女に触れる
のは、花の愛撫だ。女のやさしさは降ってくる酒のよう。女の弱さはひとまきの絹
か、男の手につかまれた赤ん坊の縮れ毛のようだ。女の愛撫は、おれたちの力にぶ
つかると、くずれてしまう力だが、おれたちの力をもえたたせてくれる。女のそば
にいれば、苦しみ、苦労、悩みなんぞ、みんな消えとんでしまう。そして、女は、
花束のように、おれたちの腕にだかれているんだ。
 おれは、なんてバカなんだ。おまえは、腹がへっているのに、おれは、女のこと
なんか話している。おまえの元気は、底をついた。それだから、地上の香り、この
世の花、愛をあたえ、かきたててくれる果物であるこの女が、おまえには、価値の
ないものにみえるのだ。ともかく、ここにある石を見てみろ。丸く、なめらかで、
ふりそそぐ陽の光で、金色に光っているではないか。パンのようにはみえないか。
おまえは神の子だ、この石を、主婦たちが家族の夕食のため、かまどから出したば
かりのパンのように、よい香りのするパンにするには、『われは欲する』とひと声
言えば、それでいい。こんなに乾いたアカシアも、おまえがのぞめば、甘い実と蜜
でいっぱいになることができないか。神の子よ、腹いっぱい食べるんだ。おまえは、
地の主人ではないか。地は、おまえの足もとにひれふし、おまえの飢えを、いやして
くれるぞ。

987 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:36
パンということばを聞いただけで、顔が青くなり、よろめいているのが、自分でわ
からないのか。あわれなイエスよ。奇跡を命ずることさえできないほど、弱りはてて
いるのか。おまえのかわりに、おれがやってやろうか。おれには、おまえほどのこと
はできない。しかし、なにかはできる。おれの一年分の力はなくなるだろうが、全部
の力を集めてみるよ。おまえのために、してやりたいのだ。おまえはいいやつだし、
いまじゃ、おまえを、おれの神と呼ぶことはできないが、それでも、おれはいつも、
おまえがおれの神であることを、おぼえているからな。おまえの祈りで、うまくゆく
ように、おれを助けてくれ」
「だまるがいい、『ひとはパンのみで生きるのではない。神からくるすべてのことばに
よって生きる」

988 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:38
 悪魔は怒りでふるえる。歯をむき、こぶしをにぎりしめる。しかし、自分をおさえ、
むきだしていた歯を、ほほえみに変える。
「わかった。おまえは、地上で必要なものを超越している。おれを利用すると、寒気
がするんだな。それも、もっともだ。それなら、きてみろ、神の家がどうなっている
か、見てみるんだ。祭司たちまでが、霊と肉のなれあいを避けようとしていないのを
見ろ。けっきょくは、やつらも人間で、天使じゃないからな。精神的な奇跡をやって
みるんだ。おれが、おまえを神殿の尖塔のところまで、運んでやる。おまえは、そこ
で、きれいな姿に変わり、それから、天使の小隊を呼び、彼らのたたんだ羽で、おま
えの足のところに、台をつくって、そのまま宮廷まで、おまえを降ろすように、命ず
るのだ。みんなが、おまえを見て、神がいることを思い出すようにな。人間というや
つは、とくに精神的なことについては、まったく弱い記憶力しかもっていなから、
ときには、姿を現わしてやることが必要なんだ。天使たちはよろこんで、おまえの足
をささえ、階段をつくって、おまえを降ろしてくれるはずだ」
「『主なるあなたの神を、ためしてはいけない』といわれている」

989 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:41
「おまえが姿を現わしても、ものごとにかわりはなく、神殿は、あいかわらず、市場
は腐敗の場所でありつづけることが、おまえにはわかっているんだ。おまえは、神の
知恵によって、神殿に仕える祭司たちの心が、まむしの巣になっていることを知って
いる。また、やつらが、支配権をもつために、傷つけあっていることを、おまえは知
っているんだ。やつらは、人間の力によってしか、治まることはない。
 それなら、今度は、おれを礼拝するんだ。そうすれば、おまえに、この地をやろう。
アレクサンダー、キュロス、シーザーなど、過去や現在のもっともすぐれた支配者は、
どれもこれも、おまえにくらべれば、みすぼらしい集まりのかしらのようになるだろう。
おまえは、地上のあらゆる王国を、おまえの王座のもとに、もつことになるからだ。
しかも、王国とともに、地上のあらゆる富、(56)あらゆる美しいもの、女、馬、
武器、神殿などは、おまえのものになる。そうすれば、人民も祭司も、おまえの言う
ことを聞き、尊敬をはらうだろう。あらゆる階級の人間が、おまえを賞賛し、おまえ
に仕えることになる。おまえは、権力者、第一人者、主となるからな。
 ほんのちょっとだけ、おれを礼拝してくれ。礼拝されたいという、この渇きを、
おれからとりのぞいてくれ。この渇きが、おれの道をあやまらせた。そいつが、いま
でも、おれのなかに残っていて、おれを焼きこがしているんだ。おれのなかをこがし
ているこの熱にくらべれば、地獄の火なぞ、朝の涼しい空気みたいなもんだ。おれの
地獄は、この乾きなんだ。ちょっとでいい、ほんのちょっとでいい、キリストよ、
あんたはいいひとじゃないか。この永遠の苦しみを受けているおれに、一瞬のよろこび
を与えてくれ、神であるということが、どんなことであるのか、おれに感じさせてくれ。
そうしたら、一生涯、なにをするときでも、召使として、あんたに身を捧げ、服従する
から。ちょっとでいい、ほんのちょっとでいいんだ。そうしたら、もう、あんたを
苦しめたりはしない」
 サタンはにひざまずき、嘆願する。

990 :マリア・ワルトルタより 「イエスは荒野で、悪魔の誘惑を受ける」:02/05/24 08:42
イエスは、立ちあがっている、ここ数日の断食のために、まえよりやせてはいるが、
それだけ、せいが高くみえる。顔は、おそろしいほどに厳格で、力をおびている。
目は、もえるふたつのサファイアのようだ。
「サタンよ、立ちされ。『あなたの神なる主を拝み、かれのみにつかえよ』と書かれ
ている」
 と言うとき、その声は、ひびきとなって、岩の穴に反響し、ごろごろした岩と、
ひとけのない平野のうえを、ひろがっていく。
 サタンは、地獄の苦しみと、名状しがたい憎しみをこめた叫びをあげ、見るもおそ
ろしい早さで、すっとんで行く。そして、もうひと声、呪いの叫びをあげると、姿を
消してしまう。

991 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 08:57
 イエスは、すべての弟子とともに、カペナウムの会堂に通ずる広場と道を横ぎり、会堂のなかに入
って行く。会堂のなかは、たいへんにざわめいていて、ひとびとがいろいろと話しあっているところ
からみると、新しい奇跡があったというニュースが、すでにひろがっているにちがいない。
 会堂のちょうど入り口の境のところに、将来の使徒(十二使徒の一人となる)マタイが見える。体の半
分は会堂のなか、半分はそとにしてそこに立っている。恥ずかしがっているのかそれとも、ひとびと
の__らさまな目くばせや、自分にむけられている、あまり好ましくないあだなに腹をたてているのか、
私にはわからない。二人の泥まみれになったパリサイ人が、マタイの服にふれて、汚れがついてはと
心配でもするように、自分たちのマントを、用心深く(126)かきあわせる。
 イエスは、入って行きながら、ちょっとのあいだ、マタイを見つめ、立ちどまる。しかし、マタイ
が頭をさげたので、べつになにもしない。
 ペテロは、通りすぎたかと思うと、小声でイエスに話す。
「あの女よりも髪を縮らせ、香水をつけた男がだれか、知っておられますか。マタイです。わたした
ちの収税吏(支配者たるローマ人に使われ、自国民から税金を取りたてたため、一般人民の憎しみをかい、泥棒と同
じように考えられた。)の……ここへなにをしに来たのでしょう。はじめてのことです。多分、仲間、そ
れも仲間の女が見つからなかったんでしょう。国庫におさめるためと、悪徳のために、税を二倍にも
三倍にもして、われわれから吸い、それでどんちゃんさわぎをしながら、同じような仲間たちと安息
日をすごしているのです」
 イエスが、すごくきびしい目つきで、ペテロのことを見るので、かれは、けしのように顔を赤らめ、
頭をさげ立ちどまってしまう。それは、使徒のグループの先頭をあるいていたのに、いちばん後へ行
くためである。

992 :名無しさん@1周年:02/05/24 08:59
これってなんすか?

993 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 09:03
 イエスは、自分の席にいる。民衆のささげる歌と祈りが終わると、話すために、ふりかえる。会堂
の大祭司がなにか巻き物が必要かとたずねるが、イエスは、「必要ではありません。わたしには、も
う話す題材があります」と答える。
 説教がすむと、イエスは、ペテロの家にもどる。ペテロがなにか話しかけている。
「ごらんください。小さなヤコブが、ちょうど会堂から出ようとするときに、今日は、ひとつではな
く、ふたつの袋を渡してくれました。あいかわらず、あの知らないひとに頼まれてです。先生、あれ
は、いったいだれですか。あなたはご存知です……わたしに教えてください」
 イエスはほほえむ。
「あなたが、だれについても、ぶつぶつ言わないようになったら、教えてあげましょう」
 カペナウムに市がたっている朝である。広場は、あらゆる雑多な品物を売る証人であふれている。
 湖からこの広場に着いたイエスは、、いとこのユダとヤコブ(二人ともヨセフの兄アルパヨの子。いずれも
十二使徒の一人)が、自分のほうにやって来るのを見ている。ふりかえると、数メートルはなれたとこ
ろに、用心して足をとめていた弟子た(127)ちを呼ぶ。
「いらっしゃい。わたしのいとこのヤコブは、いま、わたしの友人のひとり、したがって、あなたた
ちの友人になります。わたしは、かれのために、この時を、この日を、どんなにか待ったことでしょ
う。あのひとは、子供時代のわたしの友だちで、青年時代には、兄弟のようにいっしょでした」
 弟子たちは、新しく加わったひとと、数日まえから会っていなかったユダを迎えて、はしゃいで。
「わたしたちは、あなたを探して、家へ行ったのに……あなたは湖におられたのですね」
「そうです。ペテロやほかのひとたちと、二日間、湖にいました。ペテロは、魚をたくさんとりまし
た。そうですね」
「はい、そして残念ながら、あそこにいる泥棒に、たくさんの二ドラクマ銀貨を払わなければならな
いでしょう……」

994 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 09:05
といい、収税吏マタイを指さす。マタイの机のまわりには、ひとびとが集まって、おそらく土地か、
食料品のためであろう、税を支払っている。
「すべて、釣りあいがとれているのではありませんか。あなたが魚を多くとれば、支払いも多い。し
かし、それだけに収入も多い」
「ちがいます、先生。わたしが魚をたくさんとれば、それだけ収入も入ります。しかし二倍の量だけ
魚をとるとあそこにいる男は、わたしに二倍払わせるのではないのです。四倍も払わせるのです……
ごうつくばりめ」
「ペテロ。よろしい、すぐそばまで行ってみましょう。わたしは、話しがしたい。あの収税の机のそ
ばには、いつでもひとびとが集まっている」
「わたしは戦います」
 ペテロがつぶやく、
「あそこにあるのは、ひとびとと呪いのことばだけなのですから」
「よろしい。わたしは、祝福のことばを述べに行きましょう。すこしは正直な気持ちが、あの収税吏
のなかに入らないともかぎりません」
「あなたのことばは、あのワニのようなかれの皮をつきぬけないにきまってますから、ご安心くださ
い」
「やってみましょう」(128)
「かれに、なにをおっしゃるのですか」
「直接には、なにも。しかしかれの耳にも入るように、話してみましょう」
「道でひとをおそうやつは、女や酒のためでなく、パンのために働いている貧乏人ですから、暴利を
むさぼるやつと同じように、泥棒だと言ってやるのですか」
「ペテロ、わたしのかわりに、あなたが話したいのですか」
「いいえ、先生。わたしには、うまく話すことなどできっこありません」
「あなたのなかにあるとげは、あなたも、かれも傷つけることになりますよ」

995 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 09:07
 かれらは、収税吏の机のそばまでやってくる。ペテロが払おうとする。イエスはかれをとめ、
「おかねをください。今日は、わたしが払います」
と言う。ペテロはびっくりして、イエスを見つめ、おかねの入った皮の袋を渡す。
 イエスは、自分の番がくるのを待ち、収税吏のまえに来たとき、
「ヨナの子シモンがとった八かごの魚の分を払います。かごはあそこの、小僧たちの足元にあります。
必要だと思ったら、調べてください。しかし、正直なひとたちのあいだでは、ことばだけで十分なは
ずですが。あなたがわたしを正直者だと思ってくれると信じます。税はいくらですか」
と言う。
 自分の机のところに腰をおろしていたマタイは、イエスが「あなたが、わたしを正直だと思ってく
れると信じます」と言った瞬間、立ちあがる。せいは低く、かなり歳をとっていて、ほぼペテロぐら
いだが、遊びで疲れはてた顔をしており、困惑しているようすがはっきりとわかる。はじめ頭をさげ
ているが、それから頭をあげ、イエスを見つめる。イエスも、真剣に、じっとかれを見つめ、力づよ
いせいの高い姿勢で、かれを威圧している。
 しばらくして、「いくらですか」、とイエスがくりかえす。
「先生の弟子には、税はいりません」
 マタイが答える。そして、声をさげて、つけくわえる。
「わたしのたましいのために、お祈りください」
「心にかけておきます。わたしは、罪人を拾い集めに来(129)ているのですから。しかし、あなたは
……どうして、たましいを大切にしないのですか」
 イエスは、すぐにうしろをむき、びっくり仰天しているペテロのほうにもどる。ほかのひとたちも、
仰天してひそひそと話しあい、目くばせをしたりしている……


996 :名無しさん@1周年:02/05/24 09:08
もうすぐおわりですね

997 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 09:08
 翌日、ふたたびカペナウムの市場のある広場。時間はまえより遅く、暑い。市場はすでに終わり、
広場には、おしゃべりをしている用のないひとたちと、遊んでいる子供たちだけしかいない。イエス
は、弟子たちに囲まれて、湖から広場のほうに来る。かけよってくる子供たちの頭をなで、子供たち
の信頼にこたえながら。
 彼らは、広場に着く。イエスは、まっすぐ収税吏の机のほうへ進む。そこでは、マタイが勘定をし、
おかねを調べて、種類べつに分け、色のちがった袋に入れて、鉄の金庫におさめている。二人の使用
人が、その金庫を運んで行くのを待っている。せいの高いイエスの影が、机のうえにのびたとたん、
マタイは、遅れて払いに来たのがだれかを見るために、頭をあげる。その間に、ペテロはイエスの袖
をひいて、「先生、払うものはありません。なにをなさるのです」と言っている。
 しかし、イエスは、かれに耳をかさない。すぐにうやうやしく立ちあがったマタイを見つめる。ま
えのときとはちがった穴のあくような視線だ。しかし、それはまえのときのような、裁くものの視線
ではない。呼びかけるまなざし、愛のまなざしである。かれを愛でつつみ、みたしている。マタイは
顔を赤らめる。どうしたらよいか。なにを言ったらよいか、わからない……
「アルパヨの子マタイよ。時の鐘は鳴らされている。さあ、わたしについて来なさい」
 イエスが威厳をこめて命じる。
「先生、わたしがですか。でも、わたしがだれか、ご存知ですか。わたしのためではなく、あなたの
ために言うのですが……」
「さあ、わたしについて来なさい、アルパヨの子マタイよ」
 もっとやさしく、くりかえす。
「ああ、どうして、わたしに神のめぐみが得られたのでしょうか。わたしは……わたしは……」
「アルパヨの子マタイよ、わたしは、あなたの心を読み(130)とりました。さあ、わたしについて来
なさい」
 三度目の呼びかけは、愛撫のようにやさしい。
「ああ、わたしの主よ、すぐに」
 マタイは泣きながら、机のうしろから出る。机のうえに散らばったおかねを集めようとも、金庫を
閉めようともしない。そんなことは、なにも気にかけようとしない。

998 :名無しさん@1周年:02/05/24 09:09
あとすこし。

999 :名無しさん@1周年:02/05/24 09:10
999

1000 :マリア・ワルトルタより 「収税吏マタイ」:02/05/24 09:10
「主よ、どこへ行くのですか」
 イエスのそばまで来ると、たずねる。
「どこへ、わたしをお連れになるのです」
「あなたの家へです。人の子を泊めてはくれませんか」
「ああ……でも……でも、あなたを憎むひとたちが、なんと言うでしょうか」
「わたしは、天国で言われることに耳をかたむけます。天国では、『救われた罪人のために、神に栄
光あれ』と言われます。また父なる神は言っておられます。『永遠にいたるまで、慈悲は、天におい
て、かかげられ、地において、すべてにゆきわたるであろう。永遠の愛、完全な愛をもって、わたし
はあなたを愛するがゆえに、見よ、あなたにも慈悲を施す』と。来なさい。わたしが行くことによっ
て、あなたの心ばかりでなく、あなたの家も聖なるものとなるように」
「わたしは、心のなかにもっていた希望によって、すでに家は浄めました。……しかし、その希望が
本当のものであろうとは、理性では信じることができなかったのです。……ああ、このわたしが、あ
なたの聖なるひとたちと……」
 そして、弟子たちを見つめる。
「そうです。わたしの友人たちといっしょにです。みんな来なさい。あなたたちをひとつの仲間にし
ます。兄弟になるのです」
 弟子たちは、またどう話していいのかわからないほど、びっくりしている。彼らは一団となって、
陽がいっぱいにさし、すでにまったく人のいなくなった広場のなかを、イエスとマタイのうしろから、
歩いて行った。道のりは短いが、目もくらむような陽の光で、灼けつくように暑い。道には、生きも
ののかげもない。あるのは、日光とほこりだけ。
 家のなかへ入って行く。道に面して開いた広い門のある美しい家だ。陽をさえぎって、涼しい美し
い玄関がある、その奥は、広い中庭になっている。
「先生、お入りください。水と飲み物を運んできなさい」
 召使いたちが、呼ばれて、かけて来る。マタイが指し図するために出て行くと、イエスと弟子たち
は、手などを洗う。そして、マタイがもどって来る。

1001 :1001:Over 1000 Thread
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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